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活動紹介

アグリプロジェクト

『「農」と言える四国』~第2部「四国農に触れる」開催しました!

8月23日に行われた四国の農家応援プロジェクト「『農』と言える四国」
第1部 四国農を考える~新商品&マーケティング戦略提案型ワークショップ~に引き続き、

第2部 四国農に触れる~アグリツアー~を、
10月18日~19日、25日~26日の二回に渡り、香川県・愛媛県の両県で行いました。

「農」や「食」という視点から四国を応援する今回のプロジェクトは3部構成で、
今回のイベントはその第2部。

「四国農に触れる」と題した今回は、四国の若手農家さんの園場に、
東京の食の専門家達が訪問して、四国農産物の新しい流通・マーケティング・
ブランディングについて、第1部よりさらに現実的に考えるツアーです。

農家さんの「農」への熱い想いをホームで聞くことができ、素晴らしいツアーになりました。

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◆◆1.実地概要
・プロジェクト名:「農」と言える四国
・イベント名:第2部 四国農に触れる~アグリツアー~
・イベントの目的:
第1部のワークショップで四国農業について勉強し合った東京食プロと四国出身の若者が、
お話を伺った農家さんの現場に訪問するツアー。
机上の議論だけでは知ることのできない農業の現実を現地で体感することで、
より一層、四国農家と東京市場のコミュニケーションを深めることを目的とする。

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・日程:【A】平成20年10月18日(土)~19日(日)
【B】平成20年10月25日(土)~26日(日)
・場所:香川県、愛媛県
・参加者数:約50名(香川と愛媛の若手農家、東京食プロ、HIP、行政など)

・スケジュール
9:00 羽田空港第一ビル集合
11:00 高松空港 着
11:30 昼食@さぬきうどん
13:30 愛媛県の農地訪問(3件)
18:00 夕食@芋炊き
~20:30 交流相談会
22:00 ホテル@香川県 着

8:30 ホテル 出発
9:00 香川県の農地訪問(3件) ※【B】4件
13:00 昼食@バーベキュー ※【B】讃岐コーチンと地鶏卵の料理
14:30 ディスカッションとプレゼンテーション
16:00 高松空港 着
18:00 羽田空港 着

参加農家の皆さん
■愛媛県
【A/B】寺尾果樹園 寺尾悟志さん(かんきつ)
【A/B】寺尾進太郎さん(紅まどんな、小松菜、ゴールドキウイ)
【A】高石光範さん(里芋)
【B】鈴木さん(里芋)

■香川県
【A】スカイファーム 川西裕幸さん(いちご)
【A】観光農園「森のいちご」(12月開園予定の複合農家による観光農園)
【A】広野牧場 広野豊さん(酪農)
【B】まつもと農園 松本稔さん(きゅうり、トマト)
【B】パステール綾南 小田健一さん(花卉、うずら)
【B】辻村ナーセリー 辻村敏文さん(白菊)
【B】眞鍋牧場 眞鍋倫明さん(アスパラガス、レタス)

「食プロ」の皆さん
・株式会社とれいす 代表取締役  春山 佳久さん
・シニア・ベジタブル&フルーツマイスター 黒川 和江さん
・ベジタブル&フルーツマイスター  上原 恭子さん
                  鈴木 規世枝さん

2.内容
初日は、高松空港から車に乗り讃岐うどんを食べながら、第1部のおさらいをしました。
まずは第1部で審査員から「ミーティングお願いします」の札が3本ともあがったという
寺尾悟志さんの園場へ。

農地の規模と特徴、収穫量と現時点での客層、出荷のこだわり、作業工程などを
伺いながら、温州みかん(極早生)の収穫体験をしました。
収穫されたみかんは、いくつかのレベルに分けられ、1割が青果販売にも加工にも
使えない完全廃棄があることを知りました。

またその選果作業は目視で行われているため、高齢化が進む農業では
信頼性を落としかねない不安があることを知りました。

続いて、参加した若手農家中最年少22歳の寺尾進太郎さんの園場へ。
現在栽培している紅マドンナ、小松菜、ゴールドキウイを見学、
それぞれの栽培方法や問題点、出荷先などについて伺いました。

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小松菜は収穫体験もしました。
【A】の時は、小松菜に虫食いが発生し、ビニールハウスでの害虫発生の恐ろしさ、
無農薬栽培の難しさを知りました。また、ゴールドキウイについては契約栽培という
システムについて学び、JAだけではない民間とのマッチングビジネスが行われて
いることを知りました。

【A】最後に、市内最大の里芋圃場をもつ高石さんの農地へ訪れ、里芋収穫体験を行いました。「愛媛農試V2号」という品種を掘ったのですが、子芋・孫芋の出荷先はあるものの
親芋は廃棄されていました。東京で親芋を食べることもある食プロさんたちは、
「食べられない」と廃棄していた農家さんたちの言葉を聞いて、とても驚いたそうです。

【B】25日は四国中央市職員の鈴木さんの畑へ行って、里芋収穫体験を行いました。
ここには「愛媛農試V2号」の他に「えび芋」「媛かぐや(=えび芋×たけのこ芋)」もあり、
その特徴と違い、こういった品種が生まれた理由についてお話を伺うことがきました。
美味しいだけではなく、加工に適した品種改良が行われていることを知りました。

夕食はそのまま、農業振興センターへ移動して、後継者連絡協議会の若手農家さんと
食プロさんで、愛媛の郷土料理である芋炊きを食べながら、マーケティングや
ブランディングの重要性、新規開拓の可能性を現実的に語り合いました。

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2日目はレンタカーに乗り換え、香川SEEDの方に先導されながら、車内で
2日目の概要と第1部の復習をしました。香川SEEDからは、
特製のしおりを頂き、その熱意に驚かされました。

【A】
まずは『「農」と言える四国』開催のキッカケとなった川西裕幸さんの園場へ。
農地の規模と取扱品種、これからの方向性などを伺いました。
つづいて、今年12月に開園予定の観光農園「森のいちご」へ訪問し、Iターンで
同園の社長となった方のお話を伺いました。

この観光農園は、周辺の農家が結集し、自分たちの生産物を全て楽しむことが
できるような形態を成しており、地域の人たちと共同して作り込んでいました。

最後に、第1部では酪農体験グリーンツーリズムについて発表していた広野豊さんの
広野牧場へ。出荷作業から私たちの口に入るまでの流れを拝聴し、牧場ブランドを
作り上げることの難しさを教えて頂きました。

昼食は、香川SEEDの皆さん持ち寄りでバーベキューが開催され、
味噌煮込みうどんなど、美味しく頂きました。

その後、

①川西チーム「アグリスイーツの開発とその流通について」
②広野チーム「酪農教育ファームのビジネスモデル確立」
③松本チーム「セミドライトマトのドレッシング開発」

の3チームに分かれてディスカッションを行い、各グループの発表が行われました。

①川西チームは現状の課題の洗い出しが行われ、第1部のワークショップより
具体的な指針が見えてきました。

②広野チームは具体的なツアー内容と原価計算まで行われ、聴衆からの反応
(マーケティング等)までを集めるところまで進みました。

③松本チームは食プロからの的確な調理指示を元に、テイスティングと改良が
加えられ、セミドライトマト開発のより具体的な方向性が定まりました。
 
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【B】
26日は、第1部のワークショップを経てセミドライトマト開発に乗り込んだ松本稔さんの
農地へ訪問し、きゅうりの収穫体験とミディトマトの見学を行いました。

つづいて、第1部に来られてはいたものの発言できなかった小田健一さん、
辻村敏文さん、眞鍋倫明さんの園場へ行きました。小田さんは多品種な
花卉だけではなく鶉も3万羽飼育しており、様々な分野の手広い農業をされていました。

対して辻村さんは白菊一種を栽培しており、その方向性と取扱品種および
卸し先によっては、多品種を求められたり、一種高品質を求められたりすることを知りました。

また、眞鍋さんは幾度の失敗を乗り越え現在の地位を築いており、
その力強さに触れることができました。昼食は自家育成の地鶏と卵を使った
レストランで、香川SEEDの皆さん持ち寄りの味も楽しみながら、新鮮でなければ
味わえないメニューを堪能しました。

その後、
①眞鍋チーム「農家の自主流通とお客様の意識」
②小田・辻村チーム「花卉農家の出来る花の消費拡大について」
③松本チーム「セミドライトマトのドレッシング開発」

の3チームに分かれてディスカッションを行い、各グループの発表が行われました。

①眞鍋チームは農地訪問で知った旨みが強いのに廃棄となるアスパラの
根元部分を使った加工品開発を発表し、
②小田・辻村チームは現状と課題の洗い出しが行われ、
③松本チームは新開発商品の消費ターゲット層とパッケージングについて
アイデアを発表していました。

第1部のワークショップで議論を重ねた生産者と業者と消費者が、
再び顔を合わせてより深く話し合うことができた今回のイベントは、
第1部の結論だけでは実行フェーズに辿り着くことができず、細部の
理解誤差がさらに大きな課題を生み出すことを実感しました。

だからこそ第2部で協議を重ねることで、販路開拓や商品開発について
農家独りよがりではない現実的なものとして実行できる礎を築けたと思います。

他にも、訪問するまで見えなかった可能性を発見することや、農家や食プロに
とって「当たり前」と思っていたことは実はお互い「当たり前」でなかったことを知ることで、
これまで以上に自分たちの可能性に気付けたと聞きました。

さらに、第1部に続いて、多くのメディアの方々にも取材頂き、四国での期待度の
高さを感じました。

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11月9日には、『「農」と言える四国』集大成となる
第3部「四国農を食す~四国大収穫祭~」が行われますが、
私たちが想定していた以上の様子を見ることができると期待しています。

主催:Home Island Project
後援:経済産業省
協賛:株式会社日本航空

Home Island Projectは、四国を愛する人たちのネットワークです。四国を盛り上げ発信する様々な試みを続けています。
HIP aims at raising awareness about our “Home Island" SHIKOKU and turning the island into magnet for people around the world.

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